踊る阿呆

踊らにゃ損損♪

オワコンという言葉をエンジニア界隈から滅ぼしたい

 

先日こんなツイートをしました。

 

『利益を他国に献上してる』の部分は別の記事で詳しく掘り下げるとして、『〇〇はオワコン』みたいなやつをよく見かけます。

 

今まで見た中で一番酷かったのは『ものづくりはオワコン』ってやつですw

なんというかやばい 笑

 

たしかに、インフラやハードウェア領域の進歩の速度はソフトウェアに比べて遅いかもしれません。

 

で、それの何がいけないのか?

 

『枯れた技術』という言葉があります。最近これをネガティブな意味で使う人がいるんですけど、実は違います。

 

既に一般的に利用され、不具合・不良も出尽くして安定して利用できる技術のことを指しています。

 

古い技術=悪い技術

みたいな認識は間違ってます。情報発信者は技術の流行を追っていて、最新技術について紹介することで、権威性を高めているので、そういうコンテンツに踊らされてしまいますが、エンジニアリングにおいては確実に利用できて安全であることは最重要です。

 

ソフトウェアでも、長期的にメンテナンスされているツールの方がドキュメントも整備されており、不具合も少ないよねと言えば共感してくれる人が多いはずです。

 

再現性のないものはエンジニアリングではなく、アートです。

 

なので、古くからある技術というだけでオワコンというのはダウト!

 

で、他の観点。

お金を稼げない。富をもたらさない。

 

世界時価総額ランキングの上位層はIT企業が多いのは事実。ただし、最先端のソフトウェアがほとんどの割合を稼いでいるかと言うと、それは違う。

 

初期にソフトで稼いだお金を積極的にインフラに投資したことで、大規模なサービスを提供することが可能になり、それが強力な参入障壁になって長期的な利益をもたらしている。

 

それに注目するべきなのは、Amazonは小売や物流、テスラは自動車など、あまりオススメする人の少ない業界で革新的な事業を展開していること。

 

また未上場のベンチャーでも、様々な事業領域に最新のテクノロジーを組み合わせて発展させている企業が多い。

 

SBGの孫さんも言ってたけど、テクノロジーは今後ほとんどすべての領域を巻き込んで革新的な変化をもたらすことには僕も同意。

 

オワコンと言われている領域が再び盛り上がって来ることはほぼ間違いない。

 

なので、〇〇はオワコンと言っている人は業界構造に対する理解が乏しいか、時代の流れが読めていない可能性が極めて高い。

 

両方問題ない場合は、ポジショントークだろう。

 

最後まで読んでくださった方は、安易に〇〇はオワコンという発言を鵜呑みにしないことをオススメする。